家庭焙煎コーヒー 自珈亭のTOPページ

   ドリッパーの販売ページへ
~ 実際の使用テストで〝香味〟と〝家庭用〟の両立を図った器具だけを厳選したドリッパー販売~
  その6
金属フィルター同士を比較して、その差が出るのかどうかを検証してみました
定評を得ているゴールドフィルター同士でも差が出るのか? 必見です!!

ペーパードリッパー比較から逸脱してきましたがご覧ください(笑)

今は昔創業のころ、当店の
●ペーパーフィルターの比較と金属フィルターの実力テスト

で話題となった、ゴールドフィルター(金属フィルター)の実力は、瞬く間にコーヒー通の間に広がり、当店でも相当数のお客様より「swiss gold filter」をお買い上げ、ご愛用いただきました。
その後、コレスゴールドフィルターを扱ってはいたものの、より良好な金属フィルターがないものかと探していたところ、なかなかよさそうな製品を発見いたしました。

 早速、当店お得意の比較実験で検証してみます。
金属フィルターでも、様々な差が出るものですよ(o^v^o) 是非ともご一読いただければと思います。


【ご参考ページいろいろ】
   さまざまな 『ペーパーフィルター』 による香味比較実験
究極の香味抽出フィルター!!
スイスゴールドフィルター
swiss gold filter
コーヒー鑑定士も使用する、究極の香味抽出フィルター、ゴールドフィルターの過去の販売ページ!!
大人気の究極のフィルター!!
  ゴールドフィルターを
cores(コレス)から再び

 大人気を博したコーヒー鑑定士も使用する究極の香味抽出フィルター、ゴールドフィルターをコレスブランドの過去の販売ページ!!

 (2013年夏) に行った各種フィルターの実力テストの締め括りは、下記のとおりでした。
驚くべき能力を発揮した『スイスゴールドフィルター』ですが、欠点がないというわけではありません。

きれいな「澄んだ色」でドリップするのが苦手だったり、「コーヒーの壁」を作るのが苦手だったりと、個別の癖が結構あります。

でも、良質のお豆で鮮度の高いコーヒー豆を使用する当店のお客さまであれば、きっとその能力の高さにご満足いただけるのではないかと考えています。


 今回は、3種類の金属フィルターを比較してみることにいたしました!!

左から、coresゴールドフィルターFinumコーヒースターswissゴールドフィルター
上記のように、何も吸収しない、匂いも発しない性質の物質で形成されている金属フィルターですから、金属のコーティングが生きている限り、当たり前ながら香味のすべてを抽出しきる性能が売りなわけです。

それでも何らかの性能差が出るのではないかと考え、研究と検討を実施してみました。

実験はいつもの通り、複数回、そして一銘柄だけでもなく、数度、数日にわたりテストしています。こだわりの探求結果を、ご一読ください。

それでは、実験選択の横濱 自珈亭から、テスト結果をお届けします。
自珈亭の新たな機材ラインナップになるかどうかも、楽しみです§^-^§


★★今回の実験条件設定★★

① ドリッパーは、Melitaアロマフィルターを使用しました。3種の金属製フィルターのすべてが安定します。

② 当店の高品質銘柄の同じ豆を同じ挽き加減で比較。
  
ストレートに香味が落ちることは既に解っていますので、コクと深み、脂味のある銘柄を選択。

③ 全てホットコーヒーで香味を判別しました。ドリップの濃さは、若干薄目です。

④ 淹れる人は一人として、ドリップ作業の癖を同一にしました。

⑤ ドリップポットは、kalitaさんの細口ドリップポットを使用

⑥ お水は、浄水器を利用した水道水を使用


●● 金属製フィルター各種のドリップ比較テストの結果です ●●
コーヒーは嗜好品ですので色々反論もあるかと思いますが、ドリップした結果をストレートにお伝えいたします。
比較実験を行ったフィルターは、次の三種類を選択しました。

エルフォ スイスゴールドフィルター

当店でも販売していた、一世を風靡したゴールドフィルターです。
コーヒーのカッピングテストや、一部電気式コーヒーメーカーなどにも使用され、金属製ドリップフィルターを日本国内に広めた商品です。

当店でも様々なフィルターでのテストに登場し、当たり前ながらコーヒーそのものの香味を落としきる圧倒的な力を見せつけられ、扱い始めるきっかけとなった商品です。

残念ながら、現在(2017年)は日本への輸入はストップしており販売はされていませんが、多くのコーヒーファンの性能比較のスタンダードとなるフィルターと言えるでしょう。


コレス ゴールドフィルター
現在(2017年)、当店でも販売していた金属フィルターです。
スイスゴールドフィルターが販売終了の案内が出て間もなく、国内コーヒー市場に登場した金属フィルターです。

スイスゴールドフィルターに極めて近似な商品に見え、形状もほぼ同じことと、そのままでも自立するスタンド付属されていたりなどにより大変人気です。とはいえ、スイスゴールドフィルターにあった、独特の斜縦模様に見えるメッシュ形状ではないのが、かなり異なる部分となる商品です。

フィナム コーヒースター
飛び入り参加の金属製フィルター。ここ最近、自珈亭で発見した金属フィルター。
金属プレートを打ち抜き加工した上記2商品と異なり、本当に格子メッシュのように感じる網フィルター構造をしているところが特徴です。

何度か当店でも試用していて好感触をもっていましたが、この度、比較実験は初めてやってみることにしました。金属フィルターですので、基本能力は高いです。ここが違うのでは?と感じていた点が、具体的な差になるかどうか楽しみです。



●● いよいよ、コーヒーのドリップ能力の実験です ●●
 すでにこのページをご覧の皆さまですと、金属コーヒーフィルターの実力はご存知だと思います。
その性質上、フィルター素材による香味の変化は原理的には出てきません。
 よって、構造の違いと、その影響についてを中心に確認・探求していきます。

エルフォ
スイスゴールドフィルター
コレス
ゴールドフィルター
フィナム
コーヒースター
アロマフィルター1x2
へのはまり具合

多少の隙間はあれど、
安定した設置感

少し隙間が大きくなりますが、
安定した設置感

多少の隙間はあれど、
安定した設置感
メッシュの構造

撮影条件、
切り抜き倍率を
ほぼ合わせてある
画像です

パンチングメタルの
スラッシュ穴構造

 かなり細い斜め穴を互い違いに置いた一方向だけの力で影響を受けにくい考えられた構造です。
 平面部分が多く、ドリップに必要なコーヒーの壁のズリ落ちが心配です。

パンチングメタルの
互い違い格子穴構造


 格子の構造は、抽出液の通過にストレスがないような大口径です。向こう側の景色もよく見えます。
 他の機種との相対比較をすると、微粉の通過と、早すぎる抽出が心配です。

網目構造


 かなり細い網目構造です。網を使うために、面のうねりや見た目の豪華さが落ちてしまっていますが、よりネルや紙に近いドリップが出来るのではないかと想像します。
ドリップ時の
コーヒーの壁の
出来具合


 見た目の構造通り、フィルター壁に凸凹が少ないため、コーヒーの壁が脱落してしまいがちです。このため、お湯を高く注ぐことができないデメリットを持っています。


 格子構造に豆粉が引っ掛かるので、壁の脱落は比較的少ない状態です。ですが、壁が高いと崩れてしまうこと、格子の穴が大きく、抽出が早く粉の膨らみのつぶれが早いことが重なり、高くお湯を注ぐことが困難です。壁面の摩擦も右画像のフィナムよりも低いことも要因と考えられます。


 格子構造に豆が引っ掛かるので脱落は少ない状態です。見難いですが、コレス製よりも高い壁がしっかりと出来ています。
抽出された
コーヒー液の
濁り具合


 挽き粉の微粉が沈んでいます。コーヒー粉そのものがフィルター穴に目詰まりしてくれることでも、微粉流出の堰堤になってくれるのですが、コーヒーの壁が崩れやすいので、次々と微粉が流れ出てしまう可能性も高くなってしまいます。お湯の注水に、極度に気を遣う必要があります。


 最も挽き粉の排出量が多くなってしまいました。理由はいたって簡単で、メッシュ構造を見ていただければ一目瞭然、その目の粗さが突出しているからです。ミルのメッシュ(粗さ)を最大にして、この目から出にくくして対策しますが、効果はコーヒーミルの性能次第となります。写真は性能の定評高い「みるっこ」を使用。


 最も挽き粉の微粉の排出が少ないフィルターです。網目構造が細かいからであり、コーヒーの壁が崩れにくいのもその理由です。金属フィルターでも透明感の高い、口触りの粉っぽくないコーヒーを淹れられるのは最大の魅力となります。
 


●● 総評となります。 今後の当店のおすすめ ●●
 このページをご覧の皆さまですと、ペーパーフィルター比較での、金属コーヒーフィルターの実力はご存知だと思います。
その性質上、フィルター素材による香味の変化は出ません。フィルターそのものの味は理論上出ませんし、香味を吸収するものもありませんので、そのまんま抽出されるからです。ですので、ドリップ時の技術での改善ポイントは少なく、場合によっては大変困難な事柄になります。

【弱点は二つ】
 ①雑味と口当たりと見た目の残念感につながる、フィルターからこぼれ出てしまう挽き粉です。
 ②摩擦力が下がるので、コーヒーの壁が崩れやすく、その分お湯が抽出されて希薄なコーヒーになっちゃったり、
   壁が低いので注水量を抑える必要があり、抽出時間がかかりすぎて、苦味・エグミの成分の抽出が多くなってしまうこと。

この2点を少なからず改善しうるのは、「フィナムのコーヒースター」だということになりました。
自珈亭では、このドイツ リーンシュ&ヘルト社のFINUMコーヒースターを取り扱ってみます。


金属フィルターの素晴らしいところを活かしつつ、弱点をどんどん修正してくるコーヒー器具の数々。
いつも、いつまでも追いかけ続けないといかんですね。日々、勉強、勉強p(^ ^)q


(2017年 店主)




2017年初秋
大人気の究極金属フィルター!!
ゴールドフィルターも性能追及
今度はfinum(フィナム)から

 大人気を博したコーヒー鑑定士も使用する究極の香味抽出フィルター、金属フィルターをfinumで性能追及します!!


異論反論、いつでもお受けしています。
実証テストを踏まえて、情報の修正・更新・公開をしておりますので、
メール・Facebookブログなどでご連絡くださいませm(_ _)m


●● 自珈亭コミュニケーション ●●
コーヒーの焙煎をして楽しもう フェイスブックサイトです!! 自珈亭ブログコーヒーあれこれ、横浜あれこれのブログです(^^)/


自珈亭のTOPに戻る

 ドリップのTOPに戻る


=自珈亭WEB本店= 自珈亭Yahooショッピング店 商取引の法律に基づく表示  お買物方法  Produced by 自こう亭坊然
著作権:自珈亭のホームページに掲載、または掲載されていた文章・画像・映像の全ては、自珈亭に帰属しています。無断転載・転用を固くお断りいたします
文字サイズを小に設定すると、行組みがきれいに見えます Sorry, only Japanease Site. Copyright(c)2002-2017 Jikohtei. All rights reserved.